前回は初サブ45までを振り返りました
今回は初サブ45達成後から初サブ40となった第38回つくばマラソン(2018.11.25)までを振り返っていきます。期間としては2016年の11月から2018年11月までの2年。私のラン歴全体に関しては以下の記事を参照して下さい。
2016年度冬シーズンもPB更新できず
11月のつくばマラソンでPBを出したあとは前年と同じで勝田と板橋。練習自体は順調に練習は積めていました。当時のスタンスは、サブ40を狙うよりも来シーズンサブ35を達成するためにしっかりスピード強化をしてどこまでマラソンで走れるか、をテーマにしていたので、ロング走よりもとにかくインターバル中心でした。
勝田は調整がうまくいかず 2:44’30” 、板橋前は仕事の忙しさもあり月200km程度しか走れておらず、当日も復路が向かい風地獄だったので2:55’11” と低調。肝心のスピードも伸び悩んでおり、収穫のないシーズン後半となりました。
5000mでPB連発もマラソン失敗+故障で低調だった2017年
2017年は4月から9月まで日体大記録会で5000mを3回走り全てPBで16’31″まで伸ばせました。練習としては前シーズンと同じで水曜のBU走と週末のインターバル+テンポ走がメイン。Iペースは調子がいいときに1回だけ3’15″/kmで走れて、あとは3’18″/kmくらいがやっとだったと思います。3’20″/kmから先はなかなか成長を感じづらいゾーンでした。
そして迎えた秋本命のつくばマラソン。 初代ズームフライを投入してハーフを1時間17分台で通過しましたが、減量がうまく行かずにカーボローディングを少なめにしたり補給戦略のミスも重なった影響で後半にハンガーノックが来てしまいました。後半はとにかく辛く、何度も立ち止まろうかと思いましたが何とか脚を進めて 2:44’26”と惨敗。また、このレースでアキレス腱を故障してしまい、年明けには反対側の足も同じ故障をしてしまってエントリしていた静岡もDNSで後半シーズンを棒に振りました。
練習内容を見直した2018年、5000mはPB更新
2018年シーズンは前シーズンの悔しさから、今シーズンはEペース量を増やして週間100kmを目安とし、またIペースの天井を上げるためにレペティションにもしっかり取り組んでランニングエコノミー向上を意識することにしました。故障から復帰して最初に走った5000mは16’44″と微妙。6月の日体大ではPBを狙える感触で、実際にラスト1周までPB更新ペースでしたがラスト100mで脚が痙攣して思うように制御できなくなり転倒。残りは這ってゴールして16’44″。7月東海大は暑さもあり16’34″となかなかPBが更新できませんでした。
その結果を踏まえて7月~8月の暑い時期は徹底して400mのレペティションをやり、最初は72″前後だったのが、いいときで68″前後で走れるようになりました。その成果もありインターバルに移行してからも順調で、9月日体大前の最後の1200mインターバルでは平均3’14″/kmで行けたので、当日はPB更新は確信していました。
また、当時発売されたばかりのVF4%FKを日体大記録会前日に運良く抽選で買えたので試走なしでぶっつけ本番投入。記録会ではほぼ78″ペースを維持できて、3000m過ぎにトップに立ってそのまま1着でゴールし、タイムは16’18″77とほぼ3’15″/kmで走れました。4000mでもかなり脚が残っているという今までにない感覚で、改めてこのシューズのぶっ壊れっぷりを体感しました。
9月日体大後は30km走に移行。多摩川のずるずる滑り風も強いダートコースで一番いいときで3’48″/kmペースで行けたので順調でしたが、この頃からシンスプリントを発症。ロキソニン等でだましだましポイント練を重ねていましたが、つくばマラソン1週間前には歩くだけでも辛い状態まで悪化させてしまい、直前1週間はノーラン。最悪な状況に落ち込んでいましたが、マッサージと鍼である程度改善したので出走を決意しました。
そしてマラソンサブ40へ
つくばマラソンの時点では、当時のIペース3’15″/kmからしたら2時間35分はまだきつく36分台を目標としていました。シューズはもちろんVF4%FK。脚の方は違和感は強いけど何とか走れそうな感じ。
最初の1kmの3’40″があまり楽に感じず早々にサブ35は諦めターゲットを36分台に設定。 直前の1週間ランオフの影響は大きそう。10kmくらいまで少し前にいた35分狙いの集団は見送ってマイペースに進め、ハーフは1:17’33″。この時点ではそれなりに余力は感じていました。
ただ後半暑くなったせいか、やはり2年前と同じく30km過ぎから痙攣が始まってしまい後半は意図的にペースダウン。攣らないように慎重に走るだけで余力を残しながらの走りになってしまいましたが、39km付近で猫ひろし選手がもっと失速していたので、抜くときに声を掛けておきました。
そのままスパートをかけることもなく淡々とゴールして 2:38’46 と一応のPBと初サブ40。ただ直前の調整失敗と痙攣で力を出しきれなかった事もあって達成感もなく悔しさのが上回り、ゴール直後に出た言葉は「くそー」でした。以下リザルトです。
スプリットタイム | ラップタイム | |
Start | 00:00’02” | – |
5km | 00:18’26” | 0:18’24″(3’40″/km) |
10km | 00:36’51” | 0:18’25″(3’41″/km) |
15km | 00:55’15” | 0:18’24″(3’40″/km) |
20km | 01:13’31” | 0:18’16″(3’39″/km) |
21.0975km | 01:17’33” | – |
25km | 01:31’50” | 0:18’19″(3’39″/km) |
30km | 01:50’38” | 0:18’48″(3’45″/km) |
35km | 02:09’50” | 0:19’12″(3’50″/km) |
40km | 02:29’56” | 0:20’06″(4’01″/km) |
Finish | 02:38’46″(ネット2:38’44”) | 0:08’50″(4’01″/km) |
悔しいレースでしたが、完走できるかも怪しい状態から何とかPBまで持っていけたので、その点は良かったです。しかしその代償としてシンスプリントの完治まで結局2月後半くらいまでかかり、その間ほぼノーランだったので走力は絶望的に落ちてしまいました。
過去の振り返り編 まとめ
全7記事に及んだ過去の振り返り編はこれで終了です。今回まとめ直す過程で、サブ4などそれぞれの節目となる記録を突破するために当時の自分がどういう考えで練習を組み立てていたのかを改めて振り返ることができたので自分でも勉強になりました。
今の知識や経験からするとすべて最適解だったとはとても言えませんが、大きくハズレてはいなかったかな、という印象です。サブ3前後の練習はひどいけど結果は出たので結果オーライでしょうか。
次に狙うのはサブ35で、2年練習した初マラソンで4時間半の自分にはかなり高い壁ですが、練習の工夫でなんとか超えていければと思います。
コメント