adidasの厚底シューズプロトタイプ

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厚底シューズ
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現地時間2020/1/19に行われたヒューストンマラソンおよびハーフマラソン。日本の新谷仁美選手がハーフマラソンの日本記録を更新し1時間6分台という驚異的なタイムで走って話題になりました。

その他にもいろいろ話題はあったのですが、その中の1つとして注目を浴びたadidasの厚底シューズのプロトタイプについて取り上げてみたいと思います。

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adidasの厚底シューズプロトタイプ

それがこの白いシューズです。

めちゃくちゃ分厚いしドロップもきついです。NikeヴェイパーフライNext%よりも厚いようで、Alphafly並みのようです。コンチネンタルのロゴらしきものも見えます。

ミッドソールの真ん中くらいに接合部と思われる線がうっすら入っているように見えますし、おそらくこれもカーボンプレートが入っているのかもしれません。

アッパーも透けそうなくらい薄そうで、アッパーだけは軽そうに見えます。

このシューズは、男子の4位と5位に入ったPhilemon Kiplimo選手とAbel Kipchumba選手が履いていたようです。それぞれこのレース前までハーフ59’57″、59’29″の選手で、今回は59’28″と59’35″で走っています。Kiplimo選手はこのシューズでPBを29秒更新したようです。

この厚さでハーフ60分切りの選手がPBを更新してくるわけですから、おそらくNikeのZoomXフォーム並の密度の低さなんでしょう。

このシューズについては具体的な情報は何も出ていないので詳細は全くわかりませんが、うまくNikeの特許は回避しているんでしょうかね。

なおadidasがサポートするアスリートでは直近のWMMである2019年11月のNYCマラソンで優勝のジェプコスゲイ選手がtakumi SEN 5、2位のケイタニー選手はadizero PROを使用していました。今回のシューズはこれらのシューズとは全く異なっており、おそらくヴェイパーフライ系のシューズでしょうね。

adidasの対Nike戦略の過去と未来

adidasはNikeがヴェイパーフライを出した当初は対抗でadizero sub2というシューズを出していました。

私も当時の初代ヴェイパーフライがなかなか手に入らないので、sub2を試してみましたが個人的にはイマイチでtakumi sen/renの方が合う感じでした。

Boost LIGHTフォームは非常に軽く、アッパーのフィット感も抜群ではあったのですが、その分反発を犠牲にしている印象が拭えずイマイチスピードに乗れませんでしたね。 ただキプサング選手はこのシューズを履いて東京マラソンで2時間3分台で走っていますし、国内選手ではトヨタ自動車の宮脇選手が2時間8分台で走ってますので良いシューズだとは思います。

しかし完全にヴェイパーフライに押されて後継モデルが出ることもなく終売してしまいました。

今回、このプロトタイプを表に出してきたということは今後はこれでヴェイパーフライに対抗するという意思表明でしょうか。

ただ、このシューズでヴェイパーフライに追いついたとしてもそれで良いのか。スポーツ科学者のロス・タッカー氏はこれらのシューズも規制を早めに導入しなかったことによる軍拡競争の産物であり、禁止にすべきであるとしています。

何れにせよ世界陸連の声明は今月末には出るとのことですから、早くこの混乱を収束させてほしいところです。

まとめ

  • ヒューストンハーフマラソンでadidasが厚底シューズのプロトタイプを出してきたよ
  • 外見はヴェイパーフライに近いし、adidasも今後は厚底路線でNikeと対抗していく戦略だと思われるよ
  • ただし噂されている厚さ制限が入ればこのシューズも一般に出回る可能性は低いと思うけど、最終的にはどうなるのかわからないし世界陸連の決断を待ちたいよ

ちなみに先日ネタにした6D3Sは無事に2人の方が達成したようです。すごすぎる。

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ごっきー
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