掲題の駅伝に多摩川クラブメンバーとして参加してきました。以前この時期に川崎フルマラソン駅伝という多摩川で開催されていた草駅伝があったのですが、諸事情により2017年で終了になってしまったため2018年から主催者を変えて川崎国際EKIDENとして生まれ変わりました。
高校駅伝と同じ区間距離なため、都大路に出られなかった高校などが引退レースにすることもあり学生が多く参加するため以前の草駅伝と比べてかなりハイレベルな大会となりました。
今年総合優勝した見次クラブという静岡のチームは富士登山駅伝でも3位の強豪チームですね。タイムはなんと2時間11分台。高校駅伝の県予選で2時間11分以下で優勝したチームは全国で11チームですが、県によっては都大路にも出れるレベルですね。
さらに今年はNHK BS1で放送中の「ランスマ」からドリームチームが出場していました。
メンバーは
- 1区:川内鮮輝選手(川内優輝選手の弟でプロランナー、マラソン2時間17分台)
- 2区:土佐礼子さん(アテネ・北京五輪マラソン代表)
- 3区:藤原新選手(ロンドン五輪マラソン代表)
- 4区:猫ひろし選手(リオ五輪マラソン代表)
- 5区:金哲彦さん(箱根5区区間賞2回、フルPB2時間11分台)
- 6区:エリック・ワイナイナさん(アトランタ・シドニー五輪マラソンメダリスト(銅、銀))
- 7区:渋井陽子選手(アテネ・北京五輪10000m代表)
という元オリンピアン5人を擁する豪華チーム。土佐礼子さんや金哲彦さん、ワイナイナさんは引退してから長いですし、藤原新選手や渋井陽子選手もプレイイングコーチとして一線は退いていますが川内鮮輝選手や猫ひろし選手は現役バリバリで、総合タイムも2時間20分台で12位でした。
レースの模様は以下の日程で放送されるそうです
私が走った多摩川クラブも、5000m16分台クラスを6人揃えていましたが、前日に30km走やったメンバーや福岡国際ランナーのエースが3km区間という舐めプで、2:26’57″(3’28″9/km)で17位(61チーム中)。
その辺の草駅伝ならこのタイムでも十分優勝争いに絡めるタイムなはずですが、全く話にならないくらいのレベルの高さでした。
個人の結果
スタート前
私は7区5kmを担当。親召喚が使えず家族帯同なので自分の番まで子供の相手に掛かりきりで、ほとんどチームメートの応援もできず。30分くらい前から慌ててアップをはじめましたが気持ちがピクニック気分からなかなか切り替えられずリレーゾーンへ。
最初の折返しまで(~1.25km)
そんなこんなで、タスキを受け取って走り出しましたが、順位もよくわかっていないし、ゼッケンが前しかないのでライバルもわからずとりあえず自分の感覚で走る。とりあえず目標は16’40″(3’20″/km)だが、風がやや強めで難しいだろうなとは思っていた。
最初の1kmは3’19″と想定通りだが、風は追い風なのでこれは厳しい。フォームも迷子でしっくり来る動きにハマらず。ランスマチームのアンカー、渋井陽子選手とすれ違うが、さすがに10000mの日本記録保持者なので素晴らしい走り。
最初の折返しから2度目の折返しまで(~3.75km)
案の定、1.25kmで折り返して向かい風で2kmまで3’25″かかってしまう。折返し手前で抜いた1人がすぐ後ろについてきており、風避けにされる。こちらも牽制して少し落としたりしてみたが、前に出る気配はない。こんな何位かもわからない状況で駆け引きなんかしてもしょうがないので気にせず自分のペースで行くことにする。
ちょうど半分の会場付近では大きな声援がもらえるのでありがたい。そのまま2度目の折返しまで後ろにつかれたままだが、全体的に向かい風基調でちょっとしんどい。3kmまでは応援効果かちょっと上がって3’22″。
ゴールまで
2度目の折返しで、向かい風が終わって少し楽になる。ただ4km通過は折返しのロスもあって3’26″。気づいたら後ろの選手は離れていた。あとはスパートだが、どこからかけようか迷っていたらかなりゴール近くまで来てしまっていた。慌ててスパートかけるもたぶん100mくらいしかスパートできなかった。最後の1kmは3’21″で手元タイムは16’57″としょぼしょぼ。たぶん8kmくらいまでこのペースでいけた気がする。
正式結果も16’57″で区間12位でした。順位も1つ上げただけっぽいですね。おそらく後ろに付かれていた選手でしょう。
先にゴールしていた渋井陽子選手は17’16″でした。トラックならまだまだ16分台で走れる感じですね。
子連れなのでゴール後は打ち上げ兼忘年会にも出れず退散。
雑感や他の選手の走りなど
自分の走りは正直ダメダメでした。フォームもよくわからなくなってきてるし、いいときのイメージとの差がまだかなりある感じ。原因はある程度予想できていますが、コツコツと小さなところから積み重ねるしかないです。
他の選手について見ていくと・・・
1区の区間賞の方は川内鮮輝選手を抑えての区間賞でしたが、見覚えがあるなと思ったら6月の豊洲リレマラ6Hの部で、2位3位争いがもつれて最終的に6時間で18秒差の死闘となったあのレースで私とマッチアップした方でした。もちろん実力は当時でも天地ほどの差があり、数秒差でたすきを受けても離されて終わりましたが、その後彼は14分台ランナーとなったようですね。すごすぎる。
2区の区間賞は法政二高→横浜国大で今年の関東インカレ2部800m優勝の石川昌樹選手ですね。高校時代は同校の松本純弥選手(法政大)とともにクレイアーロン竜波選手としのぎを削っていました。
また、高校の部の優勝は神奈川県予選6位の三浦学苑で2時間12分台。
なおランスマチームの記録はこんな感じでした。放送当日が楽しみですね。
- 1区: 30’47″(3’04″/km, 10km) 川内鮮輝選手
- 2区: 11’07″(3’42″/km, 3km) 土佐礼子さん
- 3区: 26’40″(3’17″/km, 8.1km) 藤原新選手
- 4区: 26’47″(3’18″/km, 8.1km) 猫ひろし選手
- 5区: 11’19″(3’46″/km, 3km) 金哲彦さん
- 6区: 16’53″(3’22″/km, 5km) エリック・ワイナイナさん
- 7区: 17’16″(3’27″/km, 5km) 渋井陽子選手
- 合計: 2:20’49″(3’20″/km)
そんな感じで自分の走りはしょぼかったですが、レベルの高い走りを見れて楽しかったです。来年もぜひ出たいです。
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