掲題の記録会に参加してきました。自分の中の位置づけとしては、春からのスピード強化の成果を測るための重要なレースでした。練習の手応えとしては、昨年同時期の記録会よりも状態は劣る感触でしたが、あのときは初VF4%だったのでポテンシャルを十分に発揮できなかったと思っています。そのため状態では劣るけどPBは十分狙えると思っていました。
目標は16’15″(3’15″/km)でPB更新でしたが、結果は16’18″71(3’15″7/km)。従来のPBが16’18″77なので0″06とギリギリ更新でした。
リザルト
スプリット | 400mラップ | 1000mラップ | |
200m | 00’36″72 | 36″72 | –‘–“– |
600m | 01’54″17 | 77″45 | –‘–“– |
1000m | 03’12″82 | 78″65 | 03’12″82 |
1400m | 04’30″30 | 77″48 | –‘–“– |
1800m | 05’47″90 | 77″60 | –‘–“– |
2000m | –‘–“– | –“– | 03’14″45 |
2200m | 07’06″64 | 78″74 | –‘–“– |
2600m | 08’26″12 | 79″48 | –‘–“– |
3000m | 09’44″86 | 78″74 | 03’17″59 |
3400m | 11’04″25 | 79″39 | –‘–“– |
3800m | 12’24″70 | 80″45 | –‘–“– |
4000m | –‘–“– | –“– | 03’19″21 |
4200m | 13’44″94 | 80″24 | –‘–“– |
4600m | 15’05″33 | 80″39 | –‘–“– |
5000m | 16’18″27(手元) 16’18″71(正式) | 72″94 | 03’13″45 |
レースの流れ
スタート前
スタート1時間ほど前に会場着。ちょうど2組目が終わるくらいでした。自分は5組なので、あまり余裕なし。受付を済ませて着替えて準備運動、その後400mジョグ。そこまで体の軽さは感じないが、悪くもない。気温は27℃程度でしたが、ちょうど前の組あたりから曇りになり、そこまで悪いコンディションではなさそう。風も強くなく心地いいレベルでした。
30分前に一次コールを済ませ、新品のVF4%FKを履いてもう400mジョグ。楽にキロ4が切れる感じ。前の組が3000mを過ぎたあたりでバックストレートに移動して流しを何本か。最終コールを済ませてスタートを待ちました。
~3000m
アウトの後列スタートといつものポジション。余談ですが、私のゼッケン番号は大体40番台~50番くらいで、かぶった番号も増えてきたのでゼッケンを新しく用意することも減ってきました。今回も以前の使い回しです。
スタートしてすぐは前に出れないのでホームストレートに入ったあたりで加速して全体の真ん中よりやや前あたりに位置どりました。最初の200mは36″。先頭はそれほど速くない感じで、78″前後で進んでいる感じでした。今回は3000m通過を9’45″に設定していたのでいつもよりも積極的に前半を進めました。
そのためやや2レーンを走る時間が長く、小さな接触等もあってバランスを崩したりしたので、ちょっとこのロスがもったいなかったです。
徐々に前方に位置を上げていき、2600mあたりで先頭がやや落ちてきたのを感じて先頭に出ました。脚は動いていたので、これは16’10″くらいまでいけるのでは、とこのときは期待していました。ここまで昨年のときとほぼ同じ流れです。昨年はそのまま最後まで引っ張って1着を取れましたが、今回はどうなるか?
3000m以降
3000m通過は9’44″86(手元)と狙ったタイムで通過。しかしちょっと脚を使いすぎてピッチ、ストライドとも落ちてきているのがわかりました。3400mまでは79″かかってしまいましたが、後ろについている高校生の関係者が、「そのまま引っ張ってもらって最後切り替えろ」的なことを言っています。後ろも前に出るつもりがなさそうですが、私もいいペースで引っ張る余力は残念ながらなかったので、ちょっとこの展開は誤算でした。
ここから3周は80″を叩いてしまい、ラスト600mでその高校生が前に出てきます。一気に上げるという感じでもないのでついていき、ラスト1周。
高校生の爆発力と比べておっさんのスパートはしょぼいので、ここから5人くらいに一気に抜かれました。こちらもいっぱいいっぱいなので時計を見る余裕はなかったですが、ラストのホームストレートに入る段階でまだ15分台。これはPB行けるかと思って最後はがんばり、ラストは72″台。手元ではPB更新でしたが、正式タイムで更新できたかは微妙だったので、発表までドキドキしながらジョグで待ちました。
ちなみに、今までゴールしたら学生さんが腰ゼッケン外してくれたんだけど今回は自分で外す感じでした。息も絶え絶えなのでみんな外すのに時間がかかっておりました。
所感
ややレース展開に恵まれませんでしたが、昨年よりは気象コンディションもレース展開もマシだったので、やはり去年のが状態は上だったと思います。去年の状態で今回走っていたらおそらく16’10″切りも狙えたはず。
前半は予定通りだったのですが、3000m~4000mで3’19″かかってしまったのは大きな課題です。心肺的にきつかったというよりは乳酸が処理しきれなくなって脚が動かなくなってきた、という感触だったのでLTがまだまだ弱いようです。これは練習でのテンポ走でも感じていたことで、テンポ走になると明らかに昨年のが良かったです。
というわけで今後の課題はLTの改善。テンポ走が苦手なので、クルーズインターバル等も駆使してなんとか乳酸処理能力を上げて行きたいと思います。それと並行してマラソンに向けた脚づくり。主に多摩川クラブでの30kmで鍛えて行く予定です。
今回のレースに向けた取り組みまとめ
練習内容と当時の状況 | |
3月 | ・2ヶ月以上のブランクから復帰 ・まずはジョグでベース固め ・この頃はキロ5出すのもかなり辛かった |
4月 | ・5月日体大で現状を測るため、レペ数回、インターバル数回入れる ・横浜駅伝1区10kmで35’08″と最低限は走れるようになったが、右足首痛発症 |
5月 | ・日体大で16’35″と突貫工事の割にはまずまず。 ・企業対抗駅伝、豊洲リレマラに向けてインターバル中心 |
6月 | ・豊洲リレマラは1.5kmx10をave4’45″くらいで行けたのでまずまず ・右足首痛が悪化したので2週間ほどオフ、下旬から徐々に復帰 |
7月 | ・9月日体大に向けて400mレペティションを6週実施。72″あたりから始めていいときで69″くらい |
8月 | ・インターバルに以降。鉄板の1200m x5。30℃超えが多かったですが、3’18″/kmあたりから始めて3’16″/kmくらいまで ・並行してトレッドミルでのテンポ走。3’22″/km x30分から始めて3’20″/km x30分をインターバル翌日にこなせるようになる。 |
9月 | ・仕上げ時期。レース1週間前にVF4%を履いてインターバルが平均3’13″/kmと微妙。ここで昨年より劣ることを自覚(昨年はZFで平均3’14″/kmをこなせた) |
故障のため3月のスタート時点が昨年よりも劣っていたし、昨年は4月~9月まで故障もなく順調に練習がこなせていたので、今年はそれを上回るのは無理でした。ただ昨年はここから11月までのマラソン調整がうまく行かなかったので、今年はそこで上回ってマラソンで挽回するチャンスがあると思っています。 そのため、ここからあと2ヶ月は気を抜かないようにしっかりと仕上げて行きたいと思います。
昨年の故障がなければ、今年はそこから積み上げができて15分台にもチャレンジしたかったですが、そこは今年は諦めてしっかりとマラソン練習に集中していきます。
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