市民ランナーにとってトレックレースへの参加は敷居が高いと思います。 大学の記録会などの場合、Webにも最低限の事しか書いておらず、ネットで調べても情報が少ないので初参加のときは若干不安でした。
そのため、市民ランナーが記録会に参加するときの流れを、日体大記録会を例にして記録しておこうと思います。記録会によって細部は若干異なると思いますが、大まかな流れは共通のはずです。
申し込み
日体大の場合は以下のサイトからのWeb申し込みになります。
https://www.nittai-ld.com/index.php
新規アカウント登録はメールでの受け付けになりますが、基本的には陸連登録している団体単位で1アカウントです。個人で陸連に登録している方は個人単位で登録も可能です。ちなみに団体で陸連登録している方でも個人で登録することは可能で、こちらの方が所属団体での調整等がいらないので楽です。
参加料の支払い
日体大の場合は1種目1,000円です。支払いは口座振り込みか、当日支払いです。
参加料は市民ランナー向けの記録会と比べても安いと思いますので、これだけでも大学の記録会に参加するメリットは大きいです。運営してくれている学生さん達には感謝しかありませんね。
事前準備
日体大記録会の場合の重要な注意点として、ゼッケンとピンは自分で用意する必要があります。ゼッケンは100均等で売っているもので構いません。1週間前にタイムテーブルがWebに掲載されますので、そこで自分のゼッケン番号を確認し、前後の2枚のゼッケンを作成します。普通のサインペンでは細すぎるので、極太のサインペンで書くことを推奨します。
一流選手でもこの点は変わらないので、一流選手も自分でゼッケンを書いていると思います。
その他の準備は特別なものは必要ないと思います。
当日の流れ
受付
当日はレース出走時間の1時間前には会場に着いたほうがいいでしょう。このあたりはロードレースと変わらないと思います。
まず、会場についたら総合受付があります。団体、個人について番号が印刷されて張り出されていますので、その番号を言えば受付完了です。 当日のタイムテーブルがもらえます。
また、参加料について聞かれますので、当日支払いの場合はその場で支払ってください。
一次コール
陸上競技経験者でないと分かりづらいのがこのコール(招集)という概念。スタート前にゼッケンがちゃんと貼ってあって識別できるかを確認するためのものだと思います。一次コールはスタート時間の30分前~15分前までに行われており、ゼッケンがちゃんとユニフォームに貼られているかを確認します。これに遅れると欠場とみなされるため、アナウンスを聞き逃さないようにして下さい。
ユニフォームはこの時点で着ている必要はなく、アップ用のウェアを着ていてもレース用のものを手で持っていってもOKです。ゼッケンが確認できれば、腰ゼッケンを渡されます。腰ゼッケンは右横の腰につけてください。写真判定時に使われます。また、この腰ゼッケンがしっかり見えるようにシャツインする必要があります。
最終コール
最終コールはスタート前に行います。5000mの場合はバックストレート付近。スタート10分くらい前から行います。一次コールで渡された腰ゼッケンをしっかりつけているか、シャツをズボンに入れているか、ゼッケンがしっかり見えるか、などが確認されていると思われます。
スタートまで
最終コールが終わり、前の組が終わればいよいよスタートです。日体大記録会は人数が多いので二段階スタート方式でイン組とアウト組に別れます。ゼッケンが若い方からイン組になりますが、若い番号は基本的に高校生・大学生なので市民ランナーは基本的にアウトスタートになると思います。このときも何番から何番まではアウトで、前列後列かどうかもその場で指示されるのでそれに従いましょう。
スタートラインに着いたら号砲を待つばかり。スタートラインを踏まないように注意しましょう。まぁ踏んでたら注意されると思いますが。
ゴール
レースが始まったら無我夢中で走って下さい。ゴールしたら腰ゼッケンを回収してくれます。正式タイムはすぐに張り出されますし、帰り支度をしてバスに乗っている頃にはWebにアップされています。記録証がほしい場合は、300円で発行してくれるみたいですが、私はやったことがありません。
まとめ
陸上競技経験のない市民ランナーがトラックレースに参加するときの流れを一通りまとめてみました。私は日体大か東海大にしか参加したことがありませんが、他の大学主催のレースや各地区の陸協主催大会、OTT等の市民ランナー向け記録会もこのような流れだと思います。
トラックレースに参加しみようという方のご参考になれば幸いです。
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